先日、『おやすみクマタくん』を出版された元編集者の方の話をお聞きする機会がありました。
作者のカズコ・G・ストーンさんはアメリカ在住。
今はいつでも何処でもメールで連絡が取れますが、当時は国際電話なので、時差を考え時間を見計らってやり取りをしたそうです。
年に1度日本に帰国される折に、原画を持参して下さったとのこと。
そんな大変なご苦労の末に出版されたことを知り、益々この絵本が大好きになりました。
この絵本は、我が家で一番たくさん読まれた絵本で、おそらく100回以上は読んでいると思います。
息子が2歳の頃この絵本が大好きで、2ヶ月毎晩読んで!と持ってきました。
何度か読む内に、パッポー、パッポーと時計の鳩が8回鳴くのを覚えてしまい、このページを開くと必ず息子が、パッポー、パッポーと間違えずに8回言うのです。
ことばのリズムで2歳の子が正確に覚えてしまうことにびっくりしましたが、いつの間にかこの部分だけ息子が担当するようになり、親子でたくさん楽しみました。
娘もやはり2歳頃大好きになりたくさん読んだので、我が家にとって忘れられない大切な1冊となっています。
そして今、この絵本が息子から孫へと手渡されていきます。
当日は、編集者の方が読み聞かせをしてくださったのでより心に染み渡りました。
残念ながらカズコ・G・ストーンさんは亡くなられてしまいましたが、やなぎむらのシリーズなどたくさんの作品を残されました。
他の作家さんの絵本も含め、編集者さんならではのお話をたくさんお聞きすることができとても貴重な時間となりました。
そして楽しい充実したひと時でした。 (A)
福音館書店『おやすみクマタくん』カズコ・G・ストーン 作 990円
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