なるに屋ブログ
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  • ●たろうもぐるんぱも!

    先日、イルフ童画館で開催中の『堀内誠一絵の世界展』を観に行ってきました。

    近県も含め、殆どの絵本美術館を訪れていますが、イルフ童画館は初めて。

    武井武雄さんの常設展も見応えたっぷりでした。

    堀内さんの作品の中でも大好きな『たろうのおでかけ』の原画を観た時は、幼い時にこの絵本に親しんだ懐かしさで胸いっぱいになりました。

    また、『くろうまブランキー』の表紙になった絵では、1枚の絵にかける時間を想像して感嘆の思いにも。

    ぐるんぱの象の肌のリアルな表現など、絵本では全く気づかなかったことが、原画ではとてもよく分かります。

    展示パネルにあった武井さんの言葉「童画で最も重要なことは、子どもに精神的な感動を与えることであり、彼らが大人になった時に思い出として強く印象に残ること」

    この言葉通りの体験をした絵本の数々は、今も出版され続けていることを嬉しく思います。

    絵本以外のお仕事も沢山されていた堀内さん。本当に才能豊かな方だったんだなぁと改めて感じました。     (si)

  • ●ぐりとぐら

    先日、ステキな記事を見つけました。

    ある日保育園からたくさんのどんぐりを持ち帰ってきた息子くん。

    しかし、お母さんはどんぐり虫が苦手。まして大量のどんぐり

    そんな時、息子くんが「どんぐりは誰が食べるんだろうね?」と。

    お母さんは、数日前一緒に読んだ『ぐりとぐら』のバスケットの中身を思い出して、「ぐりとぐらだよ!」と言うと、息子くんは大喜び!!

    玄関の外に置いたそうです。

    そして、翌日保育園から帰って来るとどんぐりがなくなっていました。

    そして、ポストの中にお手紙とパンケーキが入っていました!

    息子くんは大喜びで直ぐにパンケーキを食べたそうです。

    そして、その日から毎日『ぐりとぐら』を読んでいるそうです。

    日常生活のふとした時に絵本のお話が出てきて、それを親子で共有出来る絵本の世界は凄いなと思いました。

    その世界を作ってくれたお母さんはステキ!

    絶対にお子さんの思い出になりますよね!

    私までワクワクほっこりしました。              (Sa)

  • ●八雲 完全版

    心霊探偵八雲シリーズ完全版の1·2巻を読みました。

    携帯がスマホになっていたり、御子柴先生の影がちらついたりと分かりやすい変化もありましたが、とても読みやすくなっていました。

    始まりはこんな感じだったと懐かしさもあり楽しく読ませもらいまた。

    前のシリーズと読み比べをしたいなとも思いましたが、それは時間がゆっくり取れる時の楽しみにしておきたいと思います。

    12月に3巻が発売されるそうなので今後も楽しみです。     (N)

    講談社『心霊探偵八雲 1 完全版 赤い瞳は知っている』神永学著  913円

    講談社『心霊探偵八雲 2 完全版 魂をつなぐもの』神永学著 957円

  • ●かぼちゃばたけ

    もうすぐハロウィン。

    町の中は、飾り付けで賑やかですね。

    先日、保育士さんに『かぼちゃばたけ』の絵本を注文したいと依頼されました。

    調べてみたところ、品切中で手に入らない状況でした。残念!!

    1991年に月刊絵本として発売され、特製版も出ていたのですが、今は品切となっていました。

    この絵本は土橋とし子さんの個性的な絵と、片山令子さんのリズミカルなやさしいことばが合わさり、カボチャが育っていく様子がとてもよく分かる絵本です。

    長女が大好きで、何度も何度も読まされた本だったので、私も暗記するくらい大好きでした。

    園でカボチャを育てているので、園にあるこの絵本を読んだところ、子どもたちがとてもよく聞いて楽しんでいるので、保育士さんも自分用に欲しくなったとのことでした。

    月刊絵本にはこのような名作がたくさんあります。

    その時しか購入出来ないものも多いので、定期購読していて良かったと思います。

    30年たっても園で読み継がれ、子どもたちの心をとらえる絵本。

    絵本に出会えた子どもたちと保育士さんとのやり取りに、幸せな気持ちをもらったひとときでした。

    福音館さん、また特製版を出して下さい。お願いします🙇‍♀️          (A)

  • ●ぐりとぐら

    先日、児童文学作家の中川李枝子さんが逝去されました。

    ぐりとぐらは3世代で親しまれた方も多いと思いますが、私も子どもの頃に読んでもらった大好きな絵本です。

    中川さんの妹で、挿絵画家の山脇百合子さんの描かれたカステラが本当に美味しそうで、大人になって見返してもその思いは変わりません。

    今年の夏に東京へ行った際、丁度銀座の教文館で「ぐりとぐらの誕生60周年フェア」をやっていて、

    姉たちと足を運び、懐かしいねと複製画を見たり、たまごの車に乗って写真を撮ったりと子供のように楽しみました。

    ぐりとぐらはこの先もきっとずっと子ども達に支持されて、読み継がれていく一冊だと思います。

    心よりご冥福をお祈りいたします。          (Si)