なるに屋ブログ
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  • ●親子二代

    先日、来年成人式を迎える娘の着付けの申し込みに行っていました。

    家には私や姉達が来た振袖があるので、娘にもそれを着てもらいます。

    今は母親の振袖を「ママ振り」と呼ぶのだそうで、まま振り専用のプランもありました。

    そして着物以外の小物を本人の希望で今風に変えることに。

    帯留めや半衿を変えるだけで印象がずい分変わって(しかも種類豊富)小物選びも楽しかったです。

    着物は着付けができないので、なかなか着る機会をもてませんが、二代、三代と着られるのが良いですね。

    おばちゃんの着物を着る予定というお友達もいます。

    来年の晴れの日が楽しみです。            (Si)

  • ●赤羽末吉さん

    先日、常連のお客様がいらした時に聞いたお話です。

    小学生3・4年生に福音館書店の『かちかちやま』おざわとしお 再話/赤羽末吉 画 を読み聞かせしたそうです。

    簡単すぎるかなと思っていたそうですが、読み始めると予想とは違いみんな声も出さず集中しているのを感じたそうです。

    読んでみて、今時の子ども達は昔話を知らないということと、赤羽さんの画力を改めて実感したそうです。

    おばあさんが殺された場面は描かれておらず、また最後の絵は文章がないが、

    子ども達はちゃんと想像することができていたように感じたそうです。

    帰りに初めて「また来てね」と声を掛けられたのよと話してくださいました。

    実は少し前に、赤羽末吉さんの息子さんのお嫁さんの茂乃さんの講演会で同じことをお聞きしたばかりだったので驚きました!!

    本当にすばらしい絵は、時代がかわろうともちゃんと子ども達に届くのだなあと実感したひとときでした。

    お二人のお話を聞くことができて、本当によかったです。             (Sa)

    福音館書店『かちかちやま』おざわとしお 再話 赤羽末吉 画 1320円

  • ●島田拓さん

    先日、絵本『アリのかぞく』の作者の島田さんが、

    オーストラリアへミツツボアリを探しに行くという番組を見ました。

    寝る間も惜しんでひたすら探す姿は素直にすごいと感じました。

    番組名の「クレイジージャーニー」とはよく言ったもので、

    興味のない人にとってはどうしてそこまで…と思うことも、好きな人にとっては当然の行動で…。

    最後は現地の方の協力もあり、ミツツボアリを見つけていました。

    別名デザートアリと言われるそうで、その蜜はとても甘いそうです。

    情熱を傾けることができることも見つけられたことは素晴らしいことだと思います。

    改めて絵本も読んでみたいと思いました。        (N)

    福音館書店『アリのかぞく』島田拓 文 大島加奈子 絵 990円

  • ●音楽は自由にする

    先日亡くなられた坂本龍一さんの『音楽は自由にする』の文庫本を読んでいます。

    亡くなるまでYMOの一員で、映画「戦場のメリークリスマス」で俳優としても活躍されていた位の知識しかなかったので、

    坂本さんの自伝ともいえるこの本を読んで驚くことばかりでした。

    幼少期からの生いたち、学生時代の出会い、「戦場のメリークリスマス」「ラストエンペラー」等の映画製作への参加。

    同時多発テロで受けた衝撃の大きさなど、アメリカに住んでいた坂本さんだからこそ感じた思い等々…。

    それらがやがて反原発等社会運動への参加につながっていったのではないかと思いました。

    長く活躍してほしい方程早く逝かれてしまう現実があります。

    この本に出会ったことで、坂本龍一という多才な音楽家の生き方を知ることでき、

    もっともっと深く知りたいなと想いがあふれてきています。           (A)

     

    追記

    NHKの番組で坂本さんの自伝が出るというニュースを耳にしました。

    家族の方より晩年の日記の提供があったようで亡くなるまでの様子がよくわかるようです。

    こちらもチェックしてみたいと思います。

  • ●石版印刷

    NHKの朝ドラに出てくる石版印刷のシーンを興味深く見ています。

    今の様な技術の無い昔は、こんな風に紙に刷っていたんだなとその大変さにびっくしています。

    でも今の印刷物にはない風合いもあるのでしょうね。

    技術がどんどん進んでCDやDVDなどが出来たのに、今またレコードやフィルム映画や昔のカメラが人気だというのも、

    早くて手軽で便利なものにはない味わいが人気の理由なのかなと思います。

    他にも、食品、日用品、 美術品、身の周りのもの何でも人の手を沢山かけたものと、大量生産の工業製品とは全然違います。

    これからは作り手が減って、便利さと引き換えに手仕事と呼ばれる味わいのあるものが減っていくのが淋しい気もします。      (Si)