なるに屋ブログ
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  • ●窓ぎわのトットちゃん

    少し前に、母が終活として本の整理を始めました。

    読書好きなので、ハードカバーから文庫本とかなりの冊数があったのですが、人に譲ったり、引き取ってもらったりと本当に身軽になりました。

    そんな時に「この本は手離せなかったよ」と言った本が『窓ぎわのトットちゃん』でした。

    発売当時私は小学校高学年になっていたので、もう読み聞かせはしてもらっていなかったのです。

    しかし、この本だけは母の要望で、私と弟に毎日少しずつ読んでくれたのを覚えています。

    今でも強く覚えているのは内容ではなく、その時間が楽しくて心地よいものだったなあという思い出です。

    もう何十年たった今でも、母も私も大切な一冊であることを知ることができ嬉しかったです。

    そんな矢先、続編が発売され母が早速購入しました。

    今度はそれぞれ読んで感想を話し合いたいと思います。

    ちなみに身軽になった母は、新しい本を次々購入して読書を楽しんでいます。

    少ーしずつ増えてます!!                (Sa)

    講談社『窓ぎわのトットちゃん』『続 窓きわのトットちゃん』黒柳徹子 著 いわさきちひろ 絵 各1650円

     

  • ●鏡の国

    以前、王様のブランチで紹介されているのを見てから、読んでみたいと思っていた『鏡の国』という本を読みました。

    作中作である『鏡の国』には、削除されたエピソードがあると、本文を読みながら現在と過去を行き来します。

    ルッキズムをテーマにした社会派の一面もあり、登場人物たちの苦悩や葛藤が印象深い作品でなかなか読みごたえがありました。

    また、反転、伏線を帯にも強くうたっていた通り、ミステリーとしても面白く一気に読みました。     (N)

    PHP研究所『鏡の国』岡崎琢磨 著 2200円

  • ●ゆきむし

    先日、小さな羽虫の大群が車のフロントガラスにぶつかってきました。

    あとで調べてみると雪虫でした。

    字だけ見るときれいですが、アブラムシの仲間だそうです。

    秋に越冬のために過ごす木へ移動するため羽を生やして飛び回るのです。

    例年なら今の時期にはあまり活動しないのですが、今年は長野県でも大量発生し、この暖かさで天気に活動しているようです。

    小さな虫の行動さえ変えてします異常な暖かさ・・・

    今年の冬はどうなるんだろうとちょっぴり不安に思います。          (O)

     

  • ●絵本力

    浅木尚実著のこの本は、ーSNS時代の子育てと保育ーという副題がついています。

    興味をひかれて読んでみました。

    絵本が持つ様々な力が分かりやすくまとめられており、改めて絵本のすばらしさを感じました。

    家庭や園での実践がたくさん報告されているので、そうそうと頷いたり、なるほどと感心したり、絵本からことばが育ち心が育つのだと改めて感じています。

    赤ちゃんの時から入学するまでのほんの数年の間に、絵本を読んであげることはとても大きな意味をもっています。

    絵本を読んでもらうことにより、ことばを聞いたり話したりの土台がしっかりと作られていくことがよく分かりました。

    多くの方におすすめしたい1冊です。        (A)

    ミネルヴァ書房 『絵本力』浅木尚実 著 2420円

  • ●娘の生まれた日

    10月は娘の誕生日月です。

    我が家には娘の一歳の誕生日プレゼントに作った絵本があります。

    臨月から娘が産まれてくるまでの出来事を綴った絵本は、毎年誕生日にだけ読み聞かせしてきました。

    中学生くらいになると、恒例の絵本の読み聞かせも苦笑いで付き合ってくれてる感が強くなり、

    ここ数年は丁重に固辞されるようになりましたが、私は毎年読んでいます。

    産まれてきてくれた日の事を思い出して、健康で元気に過ごしている事にに改めて感謝の気持ちが湧いてきます。

    そんな娘も今年で20歳を迎えます。

    最後の読み聞かせをしようかな?と目論んでいますが、もう20年も経つなんて信じられないくらい、子育てはあっという間ですね。

    娘の産まれた日は私が母になった日でもあります。

    そんな色んな思い出の詰まった絵本はプレゼントと一緒に本人に渡そうと思います。         (Si)