なるに屋ブログ
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後悔先に立たず

本を手にするとき、かけのひとつに装丁に惹かれてということがあります。

本棚に置きたくなる素敵な本の装丁を調べると、高確率で名久井道子さんのお名前が。

名久井さんの装丁家としての拘りを知ってからは、「読む」以外に「物」としての本の価値も考えるようになりました。

最近、昔読んだ本を買い直そうとしたら、装画が変わっていてショックだった事がありました。

元々の装画が好きだっただけに、何故手放したのかと過去の自分を叱りたい。

その点、絵本は昔の懐かしいままの姿で現在も売られていて嬉しいです。

と同時に、子どもにとっては表紙は同じでも、汚れていても「何度も楽しんだ自分だけの本」という一冊が

宝物になるのだという「物」としての価値もまた大きいのだと思います。      (Si)