なるに屋ブログ
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かんがえる

昨年末に画家の安野光雅さんが逝去されました。

安野さんは好きな画家のひとりで、二年前に長野市で開催された展覧会を訪れ、原画の素晴らしさに感動した事があります。

訃報をきっかけに、安野さんのエッセイ『かんがえる子ども』を読み直しました。

購入時にも読んでいる筈なのに、その時よりずっと本の中のどの言葉にも深く考えさせられ驚きました。

色々あった2020年を過ぎた今だからこそ、安野さんの言葉に改めて気付かされる事が多かったです。

子どもたちと向き合う大人に向けたエッセイですが、多くの大人に読んでほしいと思いました。

そして3月号の「こどものとも」は、安野さんの最後の月刊絵本『なぞなぞ』です。

新しい作品に出会えなくなるのは淋しいですが、

遺された絵本が沢山の子どもたちに楽しんでもらえるといいなと思います。   (Si)

福音館書店『かんがえる子ども』安野光雅 作 1100円

福音館書店『なぞなぞ』 安野光雅 作 440円