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赤羽末吉
寝る前の数分間、読み進めているのが『絵本画家 赤羽末吉』です。
若かりし頃、伊豆の絵本セミナーの分科会でお話を聞いたはずなのに、たいして覚えていないのが残念で、
もう1度赤羽末吉としっかり向き合いたいと思ったのがきっかけです。
自分の中では、昔話といえば赤羽末吉作品がずごく印象に残っていました。
子育ての中で楽しんだのは『ももたろう』で、上の子は4歳位の時に
「一杯たべると一杯だけ、二杯たべると二杯だけ大きくなるんだよね」と言いながらご飯を食べていました。
『くわずにょうぼう』はなぜか子どもが好きで、怖いながらも繰り返し「読んで!!」と持ってきた本でした。
親の私が読んでも恐ろしいのに、おそらく怖いもの見たさと最後の安心感が魅力になって、何度も何度も楽しんだのだと思います。
子育て中、何冊も読んだ赤羽末吉の昔話絵本。
その創作の原点はどんなだったのだろうと、今興味深く『絵本画家 赤羽末吉』を読み進めています。
三男の妻赤羽茂乃の眼を通して、チャキチャキの江戸っ子の部分と、
早くから養子に出され淋しさを抱えて育った幼少時代のことなど、わかりやすく語られています。
610ページの長編なのでいつまでかかるかわかりませんが、ゆっくり読み進めていきたいと思っています。 (A)
福音館書店『絵本画家 赤羽末吉』 赤羽茂乃 作 2750円
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