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絵本 ぞうれっしゃがやってきた
先日、「合唱構成ぞうれっしゃがやってきた」のコンサートがありました。
岩崎書店から1983年に発売された「ぞうれっしゃがやってきた」の絵本を原作に、物語が11の曲として作られています。
戦争中本当にあったお話です。
動物園の動物たちが空襲で逃げ出したら大変と毒入りのエサを食べさせられたり、拳銃で撃たれて殺されたり。
動物は皆いなくなってしまいました。
でも名古屋の東山動物園の2頭のぞうは、飼育員たちの懸命な努力で生き残りました。
そして戦後、東京の子どもたちがぞうを見に行きたいと決議し、実際にぞうに会いに行くぞうれっしゃが子どもたちを乗せて走ったのです。
今年はぞうれっしゃが走って75周年の記念の年です。
今この歌は、毎年、日本各地で歌われています。
この歌を歌い続けて平和を願い続けていくことが、平和を守り続けていくことになるのだと思います。
絵本を読んだり合唱を聞いたりして、子どもたちと一緒に平和について語りあう機会を持ち続けていきたいものだと思います。 (A)
岩崎書店『ぞうれっしゃがやってきた』小出隆司 作 箕田源二郎 絵 1430円
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