なるに屋ブログ
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  • ●最近読んだ本のこと

    その1『ぼくの映画人生』実業之日本社文庫 1045円

    昨年亡くなった大林宣彦さんの本です。

    大林少年は子どもの頃、人と同じことをするのがとても恥ずかしくて、

    冬になって皆が長ズボンをはくようになるとわざと半ズボンをはいたりして皆と違うことしたそうです。

    小さな頃からフィルムが身近にあり、それで遊んでいたこともあり、なるべくして映画監督になったんだなあと感じました。

    私は学生の頃「転校生」を観ましたが、原作の『おれがあいつであいつがおれで』山中亘著 も読んでいました。

    それから小林聡美という女優さんを好きになり映画を何本か観に行きました。

    原田知世の「時をかける少女」の撮影エピソードなど、俳優、スタッフ共に1つの家族のようにまとまって、

    1本の映画を撮っていく様子にひかれ、毎晩楽しみながら読み進めました。

    まだまだ大林監督の映画は観ていないものも多いので、いつか観てみたいと思っています。

     

    その2『旅する木』文藝春秋文庫 660円 星野道夫著

    若い頃に星野さんの本は読んでいましたが、今回彼がなぜアラスカに行ったのか、アラスカで何を感じていたのか、

    何を伝えようとしていたのかなど改めて感じることができました。

    まだ半分程度しか読み進んでいないのですが、自然に対する敬意や改めて地球の環境や歴史を守ることについて、

    早くからその大切さを伝えてくれようとしていたんだなあと思いました。

    福音館書店の『クマよ』『森へ』なども、子どもたちわかるように伝えてくれる素敵な絵本です。

    夜の短い読書の時間、この2冊は心を豊かにしてくれます。             (A)

  • ●かんがえる

    昨年末に画家の安野光雅さんが逝去されました。

    安野さんは好きな画家のひとりで、二年前に長野市で開催された展覧会を訪れ、原画の素晴らしさに感動した事があります。

    訃報をきっかけに、安野さんのエッセイ『かんがえる子ども』を読み直しました。

    購入時にも読んでいる筈なのに、その時よりずっと本の中のどの言葉にも深く考えさせられ驚きました。

    色々あった2020年を過ぎた今だからこそ、安野さんの言葉に改めて気付かされる事が多かったです。

    子どもたちと向き合う大人に向けたエッセイですが、多くの大人に読んでほしいと思いました。

    そして3月号の「こどものとも」は、安野さんの最後の月刊絵本『なぞなぞ』です。

    新しい作品に出会えなくなるのは淋しいですが、

    遺された絵本が沢山の子どもたちに楽しんでもらえるといいなと思います。   (Si)

    福音館書店『かんがえる子ども』安野光雅 作 1100円

    福音館書店『なぞなぞ』 安野光雅 作 440円

  • ●蘇民将来符

    先日、『つるかめ つるかめ』という絵本が気になり読んでみると、

    「びょうきなんか いなくなっちゃえ そみんしょうらいのしそんなり」という一文が!!

    なんとこれは、信濃国分寺の八日堂縁日で売られている蘇民将来符と同じ言葉なのです!!

    偶然見つけてびっくりしました。

    本によると、とても古くから伝えられている病気のおまじないだそうです。

    今年はお参りに行こうか迷いましたが、密を避けて日にちをずらし一人で行ってきました。

    この本を読んで、こんな時だからこそ購入して良かったなと思いました。

    来年こそは、いつもの年のように家族や親戚みんなでワイワイ賑やかに行きたいです!!       (Sa)

    あすなろ書房『つるかめ つるかめ』中脇初枝 文 あずみ虫 絵 1320円

  • ●新しい眼鏡

    今年、約5年半ぶりに眼鏡を新調しました。

    微妙にピントがあわなくなったことと、運転免許の更新が近いこともあり、

    某眼鏡屋さんの2本目1000円のキャンペーンを利用し2種類作りました。

    これで視界は良好!!新しい眼鏡で新しい1年がんばります。   (N)

  • ●どんど焼き

    先日町内でどんど焼きが行われました。

    近くの小学校で、いくつかの自治会合同で毎年開催されています。

    いつもなら町内のお年寄が子どもたちに繭玉の作り方を教えてくださるのですが、今年は各家庭に配られたお餅で作ったそうです。

    朝早くからPTAのお母さん、子どもたちがお正月飾りを回収していました。

    小学校では自治会の役員、お父さんたちがしめ飾りの山を作っています。

    たくさんの方々の協力で今年も行う事ができました。

    いろいろ制約がある中でも伝承行事を体験できた子どもたちは幸せだと思います。

    コロナが1日も早く終息しますようにという皆の共通した願いが実現する事を祈る気持ちになりました。     (O)