なるに屋ブログ
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  • ●ちいさなうさこちゃん

    はじめての子育てが始まった30年程前は、赤ちゃん絵本はそんなにたくさん出版されていなくて『こどものとも0.1.2.』もまだ創刊されていませんでした。

    子どもが4ヶ月になった頃、そろそろわかるかな?と思いながら『がたんごとん がたんごとん』や『くだもの』を毎日読み始めました。

    なかでも子どものお気に入りは『ちいさなうさこちゃん』でした。

    何度か読んでいる内に、読み終わって私が「おしまい」と言って本を閉じると、「ウーウー」と喃語を発するようになりました。

    初めは何を訴えているのか分からなかったのですが、もう1度表紙から読み始めると「ウーウー」が止まりじっと絵本に集中しているのです。

    「ウーウー」は「もう1回読んで!!」「読むのを止めないで!!」という意味だったようなのです。

    こんなに小さくても、絵本を読んでもらうのが嬉しいんだ、楽しいんだ、心地よく感じているんだ、と教えてもらった出来事でした。

    そんな上の子の体験から2回目の子育てからは、子どもが2ヶ月になった頃から絵本を読み始めました。

    どれ位はっきり見えているのか、楽しんでいるのかは分からなかったのですが、いつも世話をしてくれる母に読んでもらう声は心地よく感じてくれているようで、じっと聞いてくれ、見てくれていました。

    上の子も一緒になって聞いていることもあり、慌しい毎日の中でも絵本を読む時間は、ホッとできるひと時になりました。

    そして今、孫が2ヶ月になりました。

    2週間毎に会っていると、成長の具合がとても良く分かります。

    今は、音の出る丸すずを振るとよく反応して見ています。

    絵本もそろそろ始められるように数冊プレゼントしました。

    何より、孫のお母さんがたくさん声がけしてあやしていると、孫の嬉しそうな表情が見られるようになってきました。

    たくさん声がけをして、生のことばのシャワーをたっぷり浴びせてあげて、そこに絵本を読んであげる楽しみも加えていってくれるといいなあと、少し離れた位置で応援しているばあば初心者です。(A)

    福音館書店『ちいさなうさこちゃん』 ディック・ブルーナ ぶん/え いしいももこ やく 770円

  • ●暑い夏

    夏本番を迎え、まだまだ暑い日が続きますね。

    先月末にものすごい酷暑を経験したせいか、毎日例年より暑いんだか涼しいんだかよく分からなくなっています。

    夏休みも始まり、今年も自由にのびのびと…とは言い難い状況ですが、工夫して楽しい夏になるといいですね。

    我が家は長期休みには「好きな本を1冊買って読む」ということを長年やっていました。

    学校図書館の本は借りたら返さなければなりませんが、買えば自分のものになるのでそれはそれは真剣に選んでいました。

    そんな娘もこの夏は課題で1冊読まなくてはならないらしいです。

    本離れが進んでいるので有り難き課題!です。      (Si)

  • ●湯ノ丸山

    先日、テレビのとある番組で湯ノ丸山への登山をしていました。

    湯ノ丸と言えば、烏帽子岳登山しか思いつかなかったので、

    湯ノ丸山という名前の山があることを初めて知りました。

    スキー場のゲレンデを登るところからスタートしていましたが、

    途中、綺麗に咲いたレンゲツツジや白樺など、いろんな植物も紹介されていました。

    登山をしたいとは思いませんが、

    自然あふれるところに行ってリフレッシュをするのはいいかもと思いました。        (N)

  • ●?あつさのせい?

    連日の猛暑日で季節が1ヶ月進んでしまったような毎日ですね。

    異常気象が続き、この先の地球のことが心配です。

    朝、畑の野菜へ水やりをするだけですでに汗だく。

    いったい1日にどれだけ汗をかいているのだろう?と思う程、体の水分が奪われている感じがしている毎日です。

    そんな中で思い出したのが大好きなスズキコージ作『¿あつさのせい?』

    こどもたちが小さかった頃、暗記する程読まされました。

    あつさのせいで動物たちが次々と忘れものをしていく楽しいお話。

    絵本棚から引っ張り出して久しぶりにこれを読んで、暑さを次々飛ばしたいと思います。

    夏はまだまだこれから。

    皆様、くれぐれもご自愛くださいますように!!       (A)

    福音館書店『¿あつさのせい?』スズキコージ 作 1320円

  • ●子どもとおはなし

    先日、絵本の勉強会があり、作家さんから出版にまつわる楽しいお話を聴かせて頂きました。

    先生御自身が子ども達とおはなしの世界を楽しんでこられ、そのことが絵本の出版に繋がったのですね。

    一冊の絵本が世にでるまでには、そこに係る多くの方々の思いや手間や時間がかかっていることを改めて知ることができました。

    子どもにとって「おはなし」とは、無くても育つけれど、あればもっと豊かに育つもののような気がします。

    大切なものだからこそ、作者も画家も編集者も真剣に良いものを生みだそうと向き合うのでしょうし、

    そうして作られた絵本に、子ども達には出会ってもらいたいと強く思いました。     (Si)