なるに屋ブログ
ブログアイコン

ブログ

  • ●ネコバス

    先日、長野県立美術館に「ジブリパークとジブリ展」を観に行ってきました。

    私のお目当ての1つはネコバス!!

    以前、三鷹の森ジブリ美術館に行ったのですが、残念ながらネコバスは子どもしか乗ることができなかったのです。

    大人ですが乗ってみたかったのです。

    今回その夢が叶いました。

    座った瞬間、あまりの座りごごちの良さに「うわ~!!」と声が出てしまいました。

    包み込まれるような感じで、ずっと座っていたくなりました。

    が、混んでいたので、係の方に急かされるように入れ代わりました。

    男の子が「あと10秒!!」とお父さんに訴えいましたが、本当にその気持ちが分かりました。

    大人だからがんばって立ち上がりました・・・。

    十分堪能して癒されてきました。      (Sa)

  • ●寒さ到来?

    台風14号が通り過ぎると、急に寒くなりました。

    服が長袖になり、冷たい麦茶が温かいお茶に変わりました。

    仕事で菅平高原へ行ったのですが、途中の温度計は10度。

    13時半過ぎぐらいの時間でした。

    車を降りると寒いこと。

    下山すると温かさにほっとしました。

    また少し気温が戻るようですが、寒くなる季節が来たのだなと感じました。      (N)

  • ●すてきな会話

    私は仕事でいろんな園に伺っています。

    ある園での降園時ステキな親子の会話が耳に入りました。

    「君はいつもごきげんだね。今日も楽しかったかい?」

    「楽しかったよ~!とうさんもお迎えありがとう」

    お父さんと男の子の何でもない会話なのですが、その言葉の美しさが心に残りました。

    まず、息子さんにキミという人称代名詞で呼んでいる事。(私なんて名前や呼び名でしか呼んでなかった・・・)

    そして男の子もお迎えに来てくれたお父さんにしっかりお礼が言えている事。

    ふだんから丁寧な育児をされているんだろうなと思いました。

    美しい日本語が自然と出ていた会話に感動したひとときでした。     (O)

     

  • ●松居直さん

    松居直さんの名前を聞いたことがありますか?

    松居さんは、福音館書店の月刊絵本「こどものとも」の生みの親で

    『ぐりとぐら』や『おおきなかぶ』『ぐるんぱのようちえん』などを世に送り出したすぐれた編集者です。

    絵本のことを何も知らずに仕事に就いた社会人1年生の頃に松居さんの話を長野市で聞く機会がありました。

    紹介してもらった『はなをくんくん』『しずかなおはなし』『あおくんときいろちゃん』『長い冬』(岩波少年文庫)等々夢中で読みました。

    絵本ってすごくおもしろい、楽しい、もっと知りたい!!等絵本について私に種を蒔いてくれました。

    そして私に絵本の芽を出させてくれたとても大きな存在が松居さんでした。

    お陰でずいぶん長い間、こどもの本に関わる仕事に携わってくることができました。

    独身の頃に読んだ松居さんの著書『わたしの絵本論』(国土社)で「ことばは母からもらった」という部分が印象に残っています。

    赤ちゃんはこうやってことばを自分のものにしていくんだということがとてもよくわかり、自分も将来このようにして言葉を伝えていってみたいと思わせてくれました。

    松居さんには、なるに屋の移転新築後の特別講座「現在、絵本にできること」を始め、信州こども文化セミナー、早春絵本講座などで何度も講演をしてもらいました。

    その都度、幅広い絵本を紹介してもらい、こどもにとっての絵本の大切さを改めて伝えてくれました。

     

    『私のことば体験』松居直著 福音館書店 が発売されました。

    さし絵はカラーで安野光雅さん、「母の友」に連載されていたもの22編をまとめた松居さんの自伝となっています。

    巻末には、娘である小風さちさんのエッセイが載っているとても読みやすい1冊です。

    こどもに絵本を読むのは、ご飯を食べるのと同じ生活習慣の1つというところにとても共感しています。

    今、こどもに絵本を読むことが当たり前ではなくなり、メディアに頼ったり、軽いものを好む傾向が見受けられます。

    『私のことば体験』を読んで、こどもと本に関わっている大人が、もっとまわりの人々に絵本を読むこと、

    ことばを大事にしていくことの大切さを伝えていかなければと改めて思います。

    図書館員、保育所や幼稚園、学校の先生、そして絵本の大好きな人に是非手に取って読んでほしいおすすめ1冊です。      (A)

    福音館書店『私のことば体験』松居直 著 安野光雅 挿画 2200円

  • ●子ども時間

    暑い暑いと言っているうちに、もう9月になりました。

    子どもの頃に比べ月日の流れが本当に早く感じます。

    子どもには子どもの時間軸があるそうで、

    私自身、幼い子どもと過ごす時間はゆったりと時が流れているように感じていました。

    子どもには子どものテンポがあり、大人の都合で叱ったり急かしたりした事を反省しています。

    そんな子ども時間に戻れる一つが絵本です。

    絵本や童話の世界では子どもに合ったテンポで時が流れています。

    わらべうたもしかり。

    忙しい1日の中で、いっときそこに立ち帰る時間もまた、貴重だったなと思い返しています。

    福音館書店から発売される新刊『こどもに聞かせる一日一話』はそんな親子のくつろぎ時間にぴったりです。

    短くておもしろい童話が30話も掲載。

    子どもの時間軸の中でゆっくり楽しんで欲しいです。     (Si)

    福音館書店『こどもに聞かせる一日一話』福音館書店「母の友」編集部編 1650円