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私とアン
再放送していたNHKの朝ドラ「花子とアン」が終わりました。
放送当時は忙しく見られなかったので初視聴でした。
赤毛のアンを初めて読んだのは、高校生の時です。
児童文学という認識で読みだしたら面白さに夢中になり、シリーズ全巻読破しました。
私は海外文学が苦手で、翻訳独特の文章が読みにくく感じてしまうのですが、
村岡さんの訳は違和感なく自然と物語の世界に入る事ができます。
村岡さんの訳以外考えられない程、本の中でアンが生き生きと息づいています。
ドラマの中で、この本が出版されるまでの道のりも描かれいました。
戦中にも拘わらず、日本中の子どものために良い本を、と願って翻訳に取り組んでいた村岡さんの存在があったから、
今もこの物語が読み継がれているのだと思うと感慨深いです。
この秋、村岡さん訳の新刊『赤毛のアン』が単行本で出版されるそうです。
新しい読者がまた生まれるといいなと思います。 (Si)
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