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赤羽末吉 その2
『絵本画家 赤羽末吉』2ヶ月かけて読み終わりました。
毎晩少しずつ読み進めたのですが、読むほどに引き込まれ壮大な人生を一緒に歩んだような充実感を覚えました。
広大な満州での体験がその作品に広く生かされ、こどもたちに良いものを与えるために
本当に努力を惜しまない方だったのだと改めて知りました。(アメリカ大使館にお勤めだったとは意外でした。)
三男の嫁である茂乃さんが詳細に調べ上げて書かれたこの本には、
亡き義父への愛情がたくさん詰まっていることが感じられ貴重な1冊だと改めて思いました。
すっかり赤羽ワールドにはまった私は、
本の中で度々出てくる『絵本よもやま話』が家にあったことを思い出し、今度はそれを読んでいます。
ページを開いてビックリ!!なんとサインをいただいてありました。そんなことすら忘れていた自分が悲しい・・・。
こちらは、瀬川康男、田島征三・井上ヨウスケなどの作品についても触れられていておもしろいです。
また『スーホの白い馬』をはじめ、『ももたろう』や『だいくとおにろく』など、
赤羽末吉の絵本の製作過程について裏話が紹介されていて、興味深く1冊1冊の絵本を改めて読み返したくなりました。
コロナ禍でセミナーや講演会が中止となる中、
この本のお陰で年末まで赤羽末吉の世界にどっぷり浸かれそうな私です。 (A)
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