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冬の訪れ
長野県に住んでいると、11月下旬にはそろそろトタッドレスを…と頭をよぎる冬。
それが今年は1月下旬にようやく(とうとう?)雪予報というのだから驚きです。
冬のお話で『たのしいふゆごもり』という絵本があります。
くまの親子が冬眠に備えるために、忙しく必要なものを集め、後半は家の中で楽しく過ごす様子が描かれています。
中でも印象的なのが、夜更けに降りだした雪を玄関を開けて眺める見開き2ページの場面。
しんしんと降る雪の冷たさ、寒さと家の中の暖炉やお母さんの愛情の温かさの対比が素敵でほっこりした気分になり、
冬になると読みたくなります。
そしてそれは私が冬の寒さ、雪の冷たさ、外から帰った時の家の中の暖かさを実感として知っているからというのも大きい気がします。
絵本を読んで、実際に雪に触れて・・・そんな冬になるようにやはり少しは降って欲しいものです。 (S)
福音館書店『たのしいふゆごもり』 片山令子 作 片山健 絵 1320円
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